第75回日本医学検査学会

プログラム

特別講演

学会長企画 特別講演

講師:
今  明秀(八戸市立市民病院 救命救急センター管理者)
座長:
奥沢 悦子(八戸市立市民病院 救命救急センター参事)

概 要

救急医療のフロントラインでご活躍されている今明秀医師(救急医)に、これまで経験してきた現場活動、ドクターヘリ、ドクターカー導入への経緯、へき地医療に関しての講演と、模擬傷病者を用いて今医師や周囲のメディカルスタッフにもマイクを付け、ライブでのデモンストレーションを行う予定。
また想定シナリオの中には、複数の臨床検査技師が一緒に実務を経験する。

講師プロフィール
1983年
自治医科大学卒業
倉石村診療所、本州最北端大間病院、六戸病院で僻地医療を 5年間、 野辺地病院、青森県立中央病院で外科医として 8年
1998年
日本医大救急医学教室入局、川口市立医療センターで年間 500件におよぶ重症外傷手術を経験
2004年
八戸市立市民病院 救命救急センターに一人救急医として赴任
2009年
青森県ドクターヘリ、八戸ドクターカーを導入し運用を開始
2016年
移動緊急手術室ドクターカー V3の稼働(救急医20名体制)
2017年
八戸市立市民病院 病院長に就任
2023年
事業管理者 (CEO) に就任し、救急検査技師・救急薬剤師専従体制を整備
2025年
国内 3 番目のクリティカルケア認定看護師養成施設を施設内に併設
公 職

日本病院前救急診療医学会理事長、全国ドクターカー協議会代表理事、日本航空医療学会理事、日本外傷救護協議会JPTEC理事、日本医療教育プログラム推進機構理事

教育講演

教育講演 1

救急医療に求められる臨床検査
講師:
吉村 有矢(八戸市立市民病院 救命救急センター所長)
座長:
津田 喜裕(近畿大学病院 中央臨床検査部)

概 要

救急現場で起きていること・求められる事(特に緊急輸血に関して)、臨床検査の重要性とそのスピード感などについてご講演頂きます。またICLS、JPTEC等の研修会コースの説明および初期診療で何が行われているかを救命救急実例から述べて頂きます。

講師プロフィール
2008年
広島大学医学部医学科卒業
2010年
八戸市立市民病院 救命救急センター
2016年
防衛医科大学校病院 救急部 助教
2021年
埼玉医科大学大学院医学研究科博士課程修了
2022年
八戸市立市民病院 救命救急センター 副所長
2024年
八戸市立市民病院 救命救急センター 所長

救急科専門医、救急指導医、集中治療専門医、外傷専門医
熱傷専門医、クリニカルトキシコロジスト等
著 書「外傷麻酔エッセンシャル」

教育講演 2

災害時における医療継続と多職種連携
~平時以上に重要な被災地での感染対策~
講師:
高山 和郎(東京大学医学部附属病院 薬剤部)
座長:
大塚 喜人(医療法人 鉄蕉会 亀田総合病院 臨床検査部)

概 要

災害発生時における薬剤師・DICT・DMATによる迅速かつ的確な支援活動に焦点を当て、モバイルファーマシー(移動型薬局)での薬剤処方において、生化学検査データが不可欠な判断材料となる実態を解説。
災害時感染制御支援チーム (DICT) の活動における臨床検査技師のデータ提供者としての役割など、多職種連携の中で検査技師が果たすべき具体的な使命について深く掘り下げる。

講師プロフィール
1993年
昭和薬科大学大学院修士課程修了
同年 東京大学医学部附属病院薬剤部に入職
2000年
院内感染対策チームに所属し院内外における感染対策関連業務に従事
2007年
ICU に常駐(2011年までの5 年間)
急性期医療における薬剤業務に従事するとともに、東日本大震災を機に災害時医療にも携わり、厚生労働省日本DMAT隊員およびDICT隊員の資格も保有
2024年
東京都災害薬事コーディネーターを任命される

教育講演 3

ミライへつなぐ検査の力
― 妊娠から出産まで、命を支える臨床検査 ―
講師:
渡邊 理史(高知医療センター 産科 科長)
座長:
奥田  誠(日本赤十字社 血液事業本部)
高野 静香(日本赤十字社 高知赤十字病院 検査部)

概 要

へき地と遠隔地に位置する周産期センターへの問題提起に対して、看護師・救急救命士等への教育に携わる現役の産婦人科医。出産を控える妊産婦は、病院閉院(病院集約)や出産できる病院施設の減少により救急車での搬送時間も長く、出産時のリスクが高まっています。このため病院前産科救急に関するトレーニング(BLSO*)が開催されています。現場で起きている産科危機的出血等に関してもご講演頂きます。

*BLSOとは、病院前産科救急(妊婦交通外傷・病院外での急な分娩・新生児蘇生など)の初期対処が できる能力を身につけたい医療者のための実践的なトレーニングプログラム。

講師プロフィール
2008年年3月
高知大学医学部医学科卒業
2018年年4月
政策研究大学院大学(国内留学)
2024年年4月
高知医療センター 産科 科長

日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本産科婦人科学会 災害対策・復興委員会 委員
日本周産期新生児医学会(母胎)専門医
高知県災害医療コーディネーター 災害時小児主産機リエゾン
厚生労働省災害時小児周産期リエゾン研修講師
日本災害医療派遣チーム(DMAT)統括DMAT
周生期医療支援機構 BLSO(病院前産科救急シミュレーション)インストラクター
母体保護指定医、臨床研修指導医

分野別企画

生化学分析部門

教育関連

JLAC11コードについて

医療DXを支えるJLAC11コードの普及は、政府推進の重要プロジェクトです。本講演では、開発の背景に加え、医療機関におけるスムーズな導入と利活用のポイントについて、最新動向を交えて解説いただきます。

シンポジウム1

検査データのその先に広がる世界 ~ 多職種連携のさまざま ~

糖尿病や栄養サポート(NST)、感染対策(AST/ICT)、治験の各分野で活躍する専門家が登壇します。各現場の実践例を通じ、皆様が今後、多職種連携チームで活動する際のヒントとなる機会を提供します。

シンポジウム2

先人から学ぶ!! 学会発表のいろは

「学会発表に挑戦したい」方を応援するシンポジウムです。試薬検討の基礎から抄録作成、当日の発表スキルまでをトータルに伝授します。レクチャー経験のない方も、この機会に発表の基本を一緒に学びましょう。

臨床生理部門

教育関連

心エコー × AI関連

AI技術を活用した心エコー検査の最新動向を解説します。実臨床への応用例や将来の可能性に加え、検査精度の向上や業務効率化への展望についても詳述。AIがもたらす検査現場の変革を学べる貴重な講演です。

シンポジウム

検査室を飛び出して ~ 現場で輝く検査技師たち~

検査室を飛び出し、心臓リハビリや救急現場、アブレーション、心不全療養など多様な領域で活躍する検査技師の実践例を紹介します。現場ごとの専門的な役割や、職域の広がりを学べる貴重な機会を提供します。

ワークショップ

心電図で鍛える診断力(聴講者参加型)~ 波形からの挑戦状 ~

実際の心電図波形をもとに、参加者全員で診断力を磨く体験型セッションです。基礎から応用まで、現場で役立つ実践的な判読スキルの向上を共に目指します。楽しみながら即戦力を養えるプログラムです。

ハンズオンセミナー

超音波検査(心臓・血管)、呼吸機能検査、神経伝導検査

超音波(心臓・頸動脈・DVT)から呼吸機能、神経伝導速度まで、生理機能検査の実技を集中習得。第一線の指導者から直接レクチャーを受け、診断に直結する描出や計測のポイントなどを少人数形式で学びます。

臨床一般部門

教育関連

腎臓病と尿検査

生活習慣病や心血管疾患の重要リスクである腎臓病について、尿検査との関連性を中心に学びます。診断・管理における尿検査の役割と、臨床での活用ポイントを専門家の視点から詳しく解説していただく貴重な機会です。

シンポジウム1

尿検査の最新研究分野について

本講演では3名の講師が登壇し、尿検査に関する最新の研究成果を解説します。それらが臨床診断にどう反映され、今後の医療をどう変えていくのか、最新知見に基づいた社会貢献の展望についても詳しくお話しいただきます。

シンポジウム2

一般検査のアドバイスサービスについて

各施設で導入されている「一般検査のアドバイスサービス」の具体策を解説します。現場で培われたノウハウや取り組みを知ることで、自施設での運用や改善に直結するヒントが得られる内容です。

臨床血液部門

教育関連

リアルタイムサーベイランス(形態・FCM)

細胞同定(末梢血・骨髄像)とFCMゲーティング選択の判断を、会場の皆様と共に考える参加型セッションです。リアルタイム集計システムを活用し、意見を共有しながら進めます。ライブならではの臨場感をお楽しみください。

シンポジウム

血液形態におけるAI技術の現状と今後の検査技師の在り方、展望

血液形態分野におけるAI技術の現状と展望を解説します。AI導入に伴う検査技師の役割変化や、求められる能力、倫理観、職域拡大の可能性を多角的に考察。技術革新が進む中で、技師が果たすべき新たな役割を紐解きます。

輸血細胞治療部門

ワークショップ

症例から学ぶ輸血検査

「こんな時、どうする?」をテーマに、難渋した輸血症例を共有し、最適な対応策を一緒に考える体験型セッションです。臨床現場に即した検査の進め方を学び、明日からの業務に活かせる実践的な判断力を磨きましょう。

シンポジウム

ベッドサイドでの輸血業務

技師の業務拡大(タスク・シフト/シェア)の先進事例として、ベッドサイド輸血の実践例を紹介します。導入施設による具体的な運用報告を通じ、これからの検査技師に求められる役割や、現場変革のヒントを探ります。

病理組織・細胞部門

教育関連

病理診断の現状と今後の展望

ゲノム医療やAI活用など、変革期にある病理検査・診断の最前線を紐解きます。バイオマーカーやデジタル化がもたらす未来像を見据え、これからの時代に求められる病理診断のあり方を専門家の視点から解説いただきます。

シンポジウム

病理検査室のマネジメント

人材教育からインシデント対策、作業管理まで、病理検査室におけるマネジメントの実践例を詳述します。各施設が抱える課題へのアプローチを共有し、効率的で安全な検査室運営を実現するためのヒントを提示します。

臨床微生物部門

教育関連1

微生物検査技師のキャリアパス

微生物検査技師として、臨床・研究・教育の各分野でいかにキャリアを築くか。第一線で活躍する講師の経験を通じ、自身の専門性をどう活かし、広げていくか。将来のビジョンを描くためのヒントを提示するセッションです。

教育関連2

データが拓く微生物検査の未来 ~ エビデンス構築の重要性~

微生物検査が生むデータの重要性を探ります。現場発のエビデンスは感染症対策のみならず、行政の政策検討に資する可能性も秘めています。日々の取り組みがいかに社会貢献へ繋がるか、その意義と可能性を伝えます。

シンポジウム

臨床微生物検査の未来を拓く、現場が紡ぐ教育と継承

臨床微生物分野の教育について、養成校・大学病院・市中病院それぞれの立場から現状と課題を共有します。現場に即した多様な教育実践例を通じ、次世代を担う人材育成のあり方を多角的に考察するシンポジウムです。

染色体・遺伝子部門

教育関連

遺伝子検査を活用するために

医療の質向上に欠かせない遺伝子検査ですが、倫理的配慮と情報保護が不可欠です。本講演では臨床・研究での留意点を解説。現場で直面する課題を整理し、適切な活用のための基本的な考え方を学ぶ機会を提供します。

シンポジウム

知りたい!遺伝子関連染色体検査の精度管理

2025年の厚労省方針により、遺伝子検査の内部精度管理が義務化されました。75JAMTでは、法遵守と信頼性向上を掲げシンポジウムを企画。日臨技の品質保証施設認証制度を通じ、精度管理の標準化を討議します。

臨床検査総合部門

教育関連

各世代のコミュニケーション能力の基礎と応用

「話し方」一つで職場は変わります。適切な伝え方や誤解を防ぐ技術を学び、誰もが安心して働ける環境作りを目指しませんか?チームの雰囲気を改善し、業務を円滑に進めるためのコミュニケーション術を磨く内容です。

シンポジウム1

新人から管理者における〝マネジメント〟と〝コーチング〟

コーチングで後輩の自律性を高め、マネジメントでチームの生産性を最大化する。若手・中堅者が次世代のリーダーシップを学ぶ実践的な講座です。検査室の未来を切り拓く、確かな運営スキルと指導力を養成します。

シンポジウム2

臨床現場で実施されるPOCTの精度をどう確保する?

利便性の高いPOCTですが、「誰でもできる」からこそ信頼性を保つ多方面の質保証が不可欠です。本セッションでは臨床現場の現状と、機器・人材・運用面での課題を共有し、今後のPOCTのあり方を皆様と考えます。

教育関連

シンポジウム

未来を担う臨床検査技師の育成
~変革する医療に向けた教育のあり方 ~

AIや医療DXがもたらす技師の役割変化を見据え、これからの教育のあり方を考察します。変革の時代に求められるスキルとは何か。未来の医療現場を支える臨床検査技師教育の進むべき道を、共に展望するセッションです。

日臨技企画

シンポジウム1

大規模災害に備える臨床検査技師:日臨技の災害対策“ 現在地”と次の一手

厚生労働省、DMAT事務局を交えた連携企画。能登半島地震の教訓を踏まえ、日臨技の人的・物的支援体制およびBCP整備の要点を整理し、現状と今後の課題を共有する。

シンポジウム2

肝炎医療コーディネーターでの業務に関し、臨床検査技師が職域として全国的に発展・定着させるにあたり、背景情報、現状、課題、必要な事項など

厚生労働省事業関係者を交えた連携企画。本事業の中心的立場にある識者の考えや助言を、一般会員および組織執行部で共有する。あわせて、参画に不安を感じている技師にも期待をもって参加を促す契機とする。

シンポジウム3

内視鏡室業務に関し、臨床検査技師が職域として全国的に発展・定着させるにあたり、背景情報、現状、課題、必要な事項など

消化器内視鏡分野の関係団体を交えた連携企画。内視鏡室業務における臨床検査技師の参画について、安全性・教育体制・役割分担の観点から整理し、全国的な定着に向けた方策を議論する。

シンポジウム4

医師の働き方改革が切り拓く術中神経生理モニタリングの新たな展開
- 医師と臨床検査技師の協働を考える -

神経生理分野の関係団体を交えた連携企画。医師の働き方改革に伴う政令改正を契機に拡大する術中神経生理モニタリングにおける臨床検査技師の役割について、積極的な参画と人材育成の重要性を踏まえ、医師・技師双方の立場から現状と今後の展望を議論する。

シンポジウム5

看護・多職種協働加算(加算1・2)を“ 算定” から“ 実装” へ
- 臨床検査技師の病棟参画をどう増やすか -

厚生労働省、全日本病院協会を交えた連携企画。新設された看護・多職種協働加算(加算1・2)を病棟で実装するための鍵となる制度理解、体制整備、臨床検査技師の具体的業務の標準化について整理し、成功事例と普及策を共有する。

シンポジウム6

検査室の外に広がる可能性 -糖尿病治療支援の新たなステージ-

糖尿病療養分野の関係団体を交えた連携企画。検査室の外に踏み出し糖尿病治療支援に取り組む臨床検査技師の実践例を紹介する。あわせて糖尿病専門医や臨床検査医が語る理想の療養指導士像を通じ、臨床検査技師の新たな役割と可能性を探る。

日臨技情勢報告会

学会事務局

一般社団法人
青森県臨床検査技師会

〒039-1104
八戸市大字田面木字中明戸2番地
八戸赤十字病院 検査技術課内

運営事務局

株式会社
幕張メッセ 事業第三課

〒261-8550
千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
mail:info@75jamt.jp

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